初めての申告
個人開業する場合
2年~3年 申告しないで
4年目ぐらいに税理士に相談される方も少なくありません。
事例
Aさん 今年の8月に開業しました。
先生 開業おめでとうございます。
早速ですが、普通預金を見せてもらえますか?
・・・ 3月にも、4月 5月にも振込入金がありますね?
Aさん こないだ開業届けを出しました。8月の開業はだめですか?
先生 少し前からお仕事されてますね
8月分の売上から申告されるのは。。面倒な事になりますよ!
例えば、通帳に3月から売上が振込まれてますし~
3年 4年後 税務署が調べだしたら~
税務調査の確率が高くなりますよ~
取引先から資料せんが回ってきているかもしれませんし、
税務調査が来るときは、調査対象を絞り込み
ほぼ70%は調べてられてるんですよ!
青色申告の承認申請書の提出期限は期限遅れだし
今回は我慢して 白色申告で 売上はすべて申告する方が無難ですよ。。
Aさん 実は 3年前から事業をしています。数年間はばれないから
申告はしていません。昔の資料はすべて捨てました。
先生 過去の所得が黒字なら 過去にさかのぼって申告するほうが無難ですが
まず 今年の帳面を半年程作りましょう、売上総利益とか 経費率とか
計算されますから、ある程度の推定が可能ですよ!
儲かっていたか?どうかは預金が増えてるかどうかだし~
結局 心配になり過去にさかのぼって申告書を提出することにしました。
<ポイント>
①今年は白色で来年から青色になること
②過去の申告書を提出することで
まじめな納税者をよそい 将来の税務調査の回避の可能性
③最悪の事態を想定して お客様の利益を守ること。
⑤税務署は取引先の反面調査や資料せんなどで連絡していることを知るべき
④預金の調査も可能なのを知るべき
⑤税務調査は忘れたころ (開業後3年以上経過後やってくること)
⑥売上高の推定が可能なこと
⑦調査対象に選ばれたら70%は証拠をつかんでいる
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2012年7月21日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:「超」税務調査